入局案内

Specialist

スペシャリスト

全人的医療には
救命救急の知見が不可欠

救急医学講座/助教

稗田 太郎

Taro Hieda

私は信州大学の医学部を卒業しまして、産婦人科を目指してこちらの久留米大学の産婦人科教室に入局いたしました。そのあと産婦人科専門医という資格を取りまして、しばらく働いていましたが、やはり救命救急の知識を集中的につけたいと考えまして、こちらの救命センターで勤務することを決めました。

Q. 救命センターICUで働きたいと考えた理由を教えてください。
妊娠や出産というのは非常に様々なリスクがありまして、産婦人科というのもやはり、急変と無縁ではありません。私自身も何度か救急・急変の場面に遭遇しまして、そのたびに自分自身の力不足というものを非常に自覚していました。他の産婦人科の先生からは、産婦人科1本でいった方がいいのではないかと言われることが多かったのですけれども、急変時の対応というのはやはり集中的に学ばないことには、1刻1秒を争う時に対応するというのが非常に難しいのかなと思いまして、意を決して救命センターに勤務することに決めました。
Q. 2つの職場の行き来はスムーズにいっていますか?
だいたい1週間のうち3、4日はこちらの救命センターで勤務をしております。あと1日は日勤と当直という形で産婦人科の仕事をしております。比較的近い病院で産婦人科の研修をしていて、ここから15分くらいの距離ですので、あまり移動の負担を感じることなく研修ができております。
負担に感じることよりもむしろ、産婦人科・救急両面の研修ができているということで、非常に充実感を感じています。
Q. いま救命救急に従事する意義を教えてください。
救急救命の意義としましては、やはりどんな患者さんに対しても最初に接触をして、評価・対処ができるということが非常に大きいのではないのかなと思います。
医療者である以上、急変や救命の現場から関係がない状態でいるというのが非常に難しいと思います。自分しかいない一人の状態で難しい判断を迫られる、ということもあると思いますが、そういった時に救命救急の知識があることによって、非常に大きな武器になりますし、患者さんはもちろん、自分や周りのスタッフも助けられるような大きな力になっているという風に感じています。

視診・聴診・打診・触診
ー 医療の根本が凝縮されている救命医療

救急医学講座/助教

平湯 恒久

Nobuhisa Hirayu

ずっと興味があって、スポーツ整形外科医をやりたいなと思っていました。そんな中、初期研修で救急が盛んな病院で働かせていただいて、重傷外傷患者さんの全身管理をして1人でも多くの人を助けたいというのが、自分のやりがいとしてあるかなと思ったので、重傷外傷が沢山集まり、外傷を1番多く診ることのできる、久留米大学の救急医学講座に入局を決めました。

Q. 日々の仕事で心がけていることを教えてください。
焦らなければいけない場面も沢山ありますけれど、その中でも一つ一つ手技だったりをやっていくと周りもしっかりついて来ますし、逆にそれでいい雰囲気になることもあるので、忙しい中でも一生懸命やるぞという意思をみんなに見せて、場の雰囲気をなんとか良い方向にもってくというのを常に考えています。
Q. オン・オフはうまくつけられていますか?
笑顔を絶やさず家でも仕事でも楽しくやれたらなと思っているので、この日は呼ばれるという拘束日というのはありますけれど、それ以外で呼ばれることはほとんどないので、多分みんなも家に帰れば職場とは全く違う顔になると思いますね。
Q. 救命医療に従事する意義を教えてください。
今すぐそこで処置をしなければこの人の命を救えない、ということがやっぱりあります。ドクターヘリで言えば、もう現場で出来ることは限られていて、検査なんてもちろんできませんし、自分の耳と手を駆使してなんとか患者さんの病態を把握して、そこで処置をして病院に連れて帰ってきて、さらにそこから救命処置が始まるという状況です。救急医療は今、癌や色々な病気に対し、最先端の治療をどんどんどんどんやっている中で、僕らがやっている救急医療っていうのが、実はたぶん一番医療の原点にあるようなものかなあと個人的には思っていて。本当に「昔ながらの医療」と言いますか、何も検査ができなかった昔の偉大な先生方がやっていることを、今も僕らは引き続きやっている状況かなあと思います。
Q. どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
僕がこの救急医学講座に入ったのは、やはり重症外傷患者さんを一人でも多く助けたいという想いからなんですが、救急医学講座の入局1年目の時に、見た瞬間この人は助からないだろうなという高齢者の交通事故に主治をさせて頂きました。当時僕は何もできなかったのですが、周りの先輩方のサポートでなんとかその人を救命することができて、最後にありがとうと言って病院出られた時はやっぱりすごく嬉しくて、「ああこの道を選んでよかったな」と思いましたね。
Q. 救急医療講座はどんな人に向いていると思いますか?
内科もやりたい、外科もやりたい、でも整形もやりたいって悩んでいる人って絶対居るはずなんですね。救命センターに来ると全て診ることができるので、そういった人たちはすごくいいのかなあと思います。どんな人が入っても、一人前の救急医にします!

不測の事態を見越した配慮ある勤務環境

救急医学講座/後期研修医

梶山 翼

Tsubasa Kajiyama

本当にいろんな先生方がいらっしゃって、やっぱり明るくて、何よりも優しいのがすごく働きやすいなと思っていまして。例えば輸液の速度とかそういったものをちょっと上げてみたらいいよ、とか、あるいは、この検査を出してみたらいいよ、という言葉やヒントをもらって、そこで僕が検査を出して、その検査の結果がこうだったから僕はこうしたいんですと言うと、「うん。それでいいね。それは梶山先生の考えた素晴らしい考えだ。だからそれを採用しよう。」とおっしゃってくださって。一方的に言われたことをするのではなくて、僕が考えたことを適宜採用してくれて、その上で一緒に考えてくれる、そういった雰囲気がすごく楽しいです。
困ることも多いのですが、困っても誰かに相談できる、そういった環境というのがやはり、この講座に入ってよかったなと思います。

Q. 均衡のとれたワークライフバランスは実現していますか?
やはり救急なので、いかなる不測の事態ということが想定されるんですけど、そういった中に、しっかりとマンパワーを確保できて、かつ、その後にくる起こった救急に関しても、常日頃から人材の配置と、あるいは教育を重ねていることで十分対応可能ではないかと思います。
1週間ずっと働き詰めや、土日祝日、休日の出勤を強要するような雰囲気も無く、しっかり3~4日に1回は休みがあるような状況です。昨今、女性の医師も増えておりますので、やはりご家庭を第一に考えないといけないこともあるかなと思うのですけれども、例えば当直をせずに日勤だけを続けるといった様に、両立は非常にしやすい環境になっています。
Q. 入局を検討している方にメッセージをお願いします。
将来、一般内科とか、あるいは外科に進みたい方、小児科、産婦人科の色んな方面に進みたい方様々いらっしゃると思います。しかしいずれの科においても、重傷な患者さんというのはいらっしゃいます。そういった重傷な患者さんを、こちらの救急医学講座で、診る力を養っていただければ、将来どの分野にいっても不自由なく診療にあたれるのではないかなと思います。短い期間でもいいので、我々の救急医学講座で一緒に働くことができたらいいなと思っております。